「大室山と城ケ崎海岸」
撮影:Y. Suzuki,11月,城ヶ崎海岸

 大室山は伊豆東部火山群のひとつで、約4000年前の噴火でできたスコリア丘です。この噴火で流れ出した溶岩は相模湾に流入し、城ヶ崎海岸を作りました。相模湾に流れ込んだ溶岩の多くは、大室山そのものからではなく、大室山の右手に見える低い丘(岩室山)から流れ出したものです。城ヶ崎海岸から続く、緩やかな溶岩の斜面が岩室山に向かっている様子がよくわかります。