北海道駒ケ岳

火山巡りの旅2008.05 中国山陰と九州編

文・写真:長島茂(しげちゃん)


旅程

5月1日夜
 自宅→東名横浜町田I.C→東名→伊勢湾岸道→東名阪道→新名神道→名神道→中国道→中国道三次I.C

5月2日
 三次市→三瓶山→浜田道瑞穂I.C→中国道→関門道→九州道→九州道若宮I.C→宮若市

5月3日
 福岡県宮若市→九州道若宮インター→九州道熊本インター→熊本港→フェリー乗船→島原港→雲仙岳火山巡り→島原港→フェリー乗船→熊本港→熊本市

5月4日
 熊本市→九州道熊本インター→宮崎道小林インター→小林市→霧島山→鹿児島市→桜島→鹿児島市

5月5日
 鹿児島市→桜島火山巡り→鹿児島市→九州道鹿児島インター〜姶良インター→米丸・住吉池火山巡り→霧島市→宮崎県高原町(霧島南山麓火山巡り)→宮崎道高原インター→九州道→大分道→大分道大分インター→大分

5月6日
 大分市→別府温泉→大分市

5月7日
 大分市→由布岳・鶴見岳火山巡り→宇佐別府道路→国道10号北上→新門司港→フェリー乗船→神戸港

5月8日
 神戸港→阪神高速神戸線→名神道→新名神道→東名阪道→伊勢湾岸道→東名道→横浜町田インター→自宅




・5月1日午後7時横浜の自宅を出発して保土ヶ谷バイパス経由で横浜町田インターから東名に入ります。

・午後9時静岡県に入ってから足柄SAで食事休憩して更に西進。午後10時東名牧之原SAで最初の給油を行いました。

・午後11時前、愛知県に突入。東名岡崎I.Cを過ぎた辺りで大阪方面への所要時間を表示した電光案内板があり、このまま東名名神を行くより開通したばかりの新名神道を経由した方が大阪方面への所要時間が若干短いと表示されていましたので、豊田JCTより伊勢湾岸道に入りました。

・やがて進行方向には多くの橋脚の明りが見えてきて名古屋港と伊勢湾の北湾岸を横切る何本もの橋を通り三重県に入ります。

・四日市JCTから東名阪道に入り、鈴鹿方向へ。そして、亀山JCTから開通したばかりの新名神道を走ります。三重県から滋賀県に入り午前0時に新名神道の甲賀SAで二度目の給油。

・午前0時半草津JCTから名神道に入ると程なく京都府に突入します。京都市街を抜けて、天王山トンネルを通り、午前1時大阪府に入るとすぐに吹田JCTに到着して中国道に入ります。中国道に入ると暫くはモノレールと一般道を並行して走ります。

・兵庫県に入り、中国道加西SAで三度目の給油。更に西進します。岡山県に入ってからは高速を行き交う車も殆ど無く、真っ暗の高速をひた走ります。

・午前3時広島県に入る。三次I.C手前の七塚原SAで四度目の給油。夜が明けるまで仮眠休憩する事にします。(実際には午前7時まで休んでいました。)

・午前7時七塚原SAを出発。10分ほどで三次I.Cに到着。中国道を下りる。高速を走った距離は753.9km、高速料金は横浜から12,550円でした。(二輪車)






三瓶山編


東側山麓より望む三瓶山
・午前7時過ぎに三次インターを降りて、まずは国道375号を北上。三次市の中心街へ向います。JR芸備線の高架橋を越えると国道184号線にぶつかり左へ進むとすぐに三次駅前を通過します。

・江の川を渡ると国道54号と国道184号が一緒になった出雲街道に入るために右折して国道54号を北上します。20kmほど進むと赤名峠(トンネル)に到着。広島県から島根県に入ります。

・更に北上して飯南町の三日市より国道184号へ進みます。ここからは細い山道でカーブが続きますが、新緑の中を走り抜ける快適なバイク走行です。

・三日市より約15kmで飯南町志津見に到着。ここから県道40号を西方向へ5kmほど走ると進行方向に三瓶山が見えて来ました。



東ノ原から望む頂上に電波塔が見える女三瓶山(右)と大平山(左)
・午前9時三瓶山の麓に着くと最初は東ノ原へ向かいます。東ノ原駐車場にバイクを止めて男三瓶山に登るため、登山の準備をしてリフト駅に行きます。今日の三瓶山は快晴で絶好の登山日和です。東ノ原からは頂上に電波塔ある女三瓶山が望めます。



東ノ原からリフトに乗り、女三瓶山へ向かう
・東ノ原リフト駅にて往復切符を購入してから女三瓶山と大平山の鞍部までペアリフトで緩やかな女三瓶山の斜面を登って行きます。



女三瓶山展望台から望む室内池火口湖と孫三瓶山

三瓶山展望台から子三瓶山(左)と男三瓶山(右)を望む
・リフトを降りたら室内池が望める展望台へ行きます。展望台に着くと眼下には男三瓶山、子、孫三瓶山等に囲まれた池が望めます。目を上に向けると並んだ子三瓶と男三瓶山が見えます。



女三瓶山登山道で見られる女三瓶山の溶岩

女三瓶山山頂
・さあ、登山の開始です。まずは女三瓶山へ急斜面の登山道を20分位登ると女三瓶山頂(957m)へ到着します。途中には女三瓶山から噴出した赤っぽいデイサイト質の溶岩塊が観察出来ました。



男三瓶山登山道の途中で露出している三瓶山テフラ層

男三瓶山登山道途中のユートピアで露出している三瓶山溶岩
・女三瓶山から登山道は一旦下りになり、兜山等、小さな岩場のピークを幾つか通ります。ユートピアと呼ばれる場所にはテフラ層の露頭と白い班晶が目立つ赤茶色の男三瓶山溶岩があって観察します。



男三瓶山山頂付近で見られるテフラ層露頭

男三瓶山山頂
・男三瓶山への最後の登りを進むとひょっこり山頂部に到着します。山頂部の直下には、えぐれた場所があり男三瓶山噴出のテフラ層が露出しています。山頂避難小屋の前を通り、もうひと登りで女三瓶山の登山口より約2時間後の午前11時男三瓶山頂(1126m)に到着です。


・山頂での展望を楽しんだら、山頂避難小屋に行き1時間ほど休憩。正午に下山を開始して1時間半後の午後1時半東ノ原へ戻りました。前回の時は霧の中での登山だったので、余り疲労感は無かったですが、今日の登山はとても暑くかなりバテました。

・少し休憩してから午後2時に東ノ原の駐車場を出発して県道40号を南西方向へ進みます。島根県美郷町を通過して、途中からはJR三江線と並行に走り島根県川本町からは国道261号を南下。浜田道大朝インターを目指します。

・さらに国道261号を南下すると島根県邑南町で最寄インターまでの距離が表示してあり浜田道大朝インターより浜田道瑞穂インターの方が近いとの事。途中より県道50号を西に進みます。

・午後3時浜田道瑞穂インターに到着して浜田道を南下。再び広島県に入ります。千代田JCTより中国道を広島方向へ進み、途中の安佐SAで給油を行い、ひたすら西へ走ります。

・山口県に入ってから山口JCTで山陽道と合流。小郡、美祢、下関市を通過したら、いよいよ関門海峡を越え、九州に入ります。

・高速も中国道から九州道に変わり、北九州市の門司、小倉を通り過ぎます。高速に乗ってから3時間後の午後6時に九州道若宮インターを降りてインター前にある予約していた福岡県宮若市のビジネスホテルに入りました。ちなみに浜田道瑞穂インターから九州道若宮インターまでの距離は288km 高速料金は5,150円でした。(二輪車)今日(1日夜から)の走行距離は約1150kmでした。





雲仙岳編

・福岡県宮若市のビジネスホテルを朝8時に出発。九州道若宮インターより九州道に入ります。今日はGWの初日とあって高速に乗ってから間も無く渋滞に入りました。若宮インターから鳥栖JCTまで渋滞の列が続きます。

・鳥栖JCTからは渋滞を抜け、九州道を順調に進みます。そして午前10時半に熊本インターに到着してからは国道57号を熊本市街方向に向けて走り熊本港を目指します。(九州道若宮〜九州道熊本 距離126.0km 二輪車2,650円 )



熊本港に入港する九州商船フェリー(熊本港〜島原港)

熊本港フェリーターミナル
・午前11時半、熊本港に到着しました。今日は天気も良く有明海の向こうには雲仙岳が望めます。早速、フェリーの乗船受付を行いましたが、GWでとても混雑していて、自分が乗れるフェリーは12時半出港だそうです。


・12時半出港ですと、雲仙岳を巡る時間が少なくなってしまうので、火山巡りのポイントを絞って夕方には帰りのフェリーに乗りたいと思います。

・正午になって島原港行きフェリーが熊本港に入港します。バイクと共にフェリーに乗り込み、12時半に出港。島原港へ向います。九州商船フェリー時刻、運賃等(所要時間約60分 フェリー運賃1650円※二輪車料金込みです。)



有明海を航行するフェリーの船上より雲仙岳を望む
・熊本港から1時間後の午後1時半に島原港に入港。目の前には雄大な雲仙岳が望めます。フェリーを下船してバイクに乗り込み雲仙岳火山巡りに出発です。



仁田峠第2展望台から見る島原市の市街地とその向こうに望めるは有明海
・島原港からは国道57号を雲仙温泉方向へ進みます。国道はやがて、雲仙岳の山間地に入りカーブが連続する道に変わります。

・30分も登ると仁田峠有料道路の分岐点に差し掛かり、料金所で250円を払い有料道路へ入ります。標高が上がるにつれて眼下に島原の市街地とその向こうには有明海が望める様になります。



仁田峠第2展望台から望む雲仙岳平成溶岩ドーム
・暫く進むと展望台に到着してここからは雲仙岳平成新山の溶岩ドームを遠望します。先程に島原港から見た時よりも迫力があって溶岩ドームの成長した様子が良く解ります。



雲仙妙見岳山頂から国見岳方向を望む

雲仙妙見岳山頂から望む普賢岳と平成溶岩ドーム
・展望台から程なく仁田峠駐車場に到着して、妙見岳山頂に行くため、ロープウエイ乗り場に向います。

雲仙岳ロープウエイ

・仁田峠から約4分で妙見岳駅に到着。ここからは徒歩10分の登りで妙見岳山頂(1333m)に到着します。山頂展望台からはぐるりと国見岳(1347m)、普賢岳(1359m)の向こうに赤っぽい溶岩の平成新山(1486m)が望めます。



雲仙温泉にある立ち寄り湯の新湯温泉
・ここで時間はもう午後3時を過ぎており、この後に巡るポイントも限られてしまうので、とりあえず仁田峠駐車場に戻り雲仙温泉へと向いました。雲仙温泉に着いてから立ち寄り湯を探していた所、100円で入れる共同浴場が有ると聞き早速温泉に入ります。温泉は少し白濁していて飲んで見ると酸味がします。



島原港に入港する熊本フェリー(後続は同区間の高速フェリー)
・湯上りに雲仙温泉の噴気口群を観察しようと思いましたが、帰りのフェリーの時間も気になり、午前中のフェリーの混雑具合を考えると帰りのフェリーに乗れないかもと思い、島原港へ戻りました。

・午後4時、島原港に着いて見ると思っていた様に相当の混雑をしています。何とか乗船受付を済ませましたが、乗船時間は今から2時間後、午後6時発の高速フェリーでした。この高速フェリーは熊本港まで30分で結びます。

熊本フェリー時刻、運賃等(所要時間約30分 フェリー運賃1,710円※二輪車料金込みです。)

・午後6時やっと入港した高速フェリーに乗船、島原港を出港して午後6時半熊本港に到着。その後、熊本駅前のビジネスホテルに入りました。



霧島編

・熊本市のビジネスホテルを朝7時に出発。九州道熊本インターから九州道を南下します。当初は鹿児島市へ移動して桜島と米丸・住吉池を巡ろうと思っていましたが、天候が明日の方が悪いとの予報が出ていましたので、明日登ろうと予定していた霧島山を今日に変更して霧島山を目指します。

・八代インターまでは熊本県の平野部を走りますが、八代インターを過ぎるとトンネルの多い山間部を走る様になります。



生駒高原から望む韓国岳(左)と甑岳(右)
・熊本県人吉市を通過して更に南下。とても長い加久藤トンネルの中で熊本県から宮崎県に入ります。加久藤トンネルを抜けると目の前には悠然とした山群の霧島山が現れました。この先、えびのJCTを宮崎方面に進んだ最初の宮崎道小林インターで降ります。(高速距離 熊本インター〜小林インター121.0km 料金2,550円(二輪車) )

・熊本インターから1時間半後の午前9時小林インターを降りてからは霧島山に向うため、県道1号を生駒高原へと進みます。



韓国岳北の県道脇にて見られる小林火砕流堆積物層
・生駒高原からはカーブの続く道でどんどん標高が上がります。途中には高さ約10m程の黒色の小林火砕流堆積物の露頭があって露頭を観察します。



えびの高原 不動池火口湖
・露頭を観察後、更に登ると不動池火口湖が望める えびの高原に到着です。えびの高原の売店でおにぎりと飲み物を買ってから登山口脇の登山者用駐車場にバイクを止め登山の準備をしてから午前10時韓国岳登山に出発します。



韓国岳登山道から望む硫黄山溶岩ドーム

韓国岳登山道から見る韓国岳火口壁
・最初登山道は硫黄山と呼ばれる白い岩塊が広がる小高い山を登って行きます。硫黄山は約200年前に出来た霧島山で最も新しいマグマ噴出による溶岩ドームです。今でも所々で噴気を上げており火山活動を肌で感じる事が出来ます。目を上に写すと韓国岳の火口壁が望めました。



韓国岳登山道から望むえびの高原
・登るにつれて眼下には出発したえびの高原と不動池火口湖その向こうには山頂に御池火口湖がある白鳥山(1363m)が望めます。


・登山口から1時間半後の午前11時半、霧島岳韓国岳山頂(1700m)に到着しました。天気も良く山頂には沢山の登山者が思い思いの所に腰を掛け昼時とあって食事をしています。自分も近くの岩に座っておにぎりを食べます。

・山頂からの展望は少し霞んではいましたが南方向に霧島山の高千穂の峰(1574m)とその手前に新燃岳(1421m)やや右には大浪池火口湖、反対の北方向は眼下に韓国岳の火口底とその向こうには加久藤カルデラ内にある小林市の市街地が望めます。



韓国岳山頂から望む新燃岳と高千穂峰

霧島山韓国岳山頂(1700m)

韓国岳山頂から望む大浪池火口湖

韓国岳山頂から望む韓国岳の火口底


・山頂での展望を楽しんでから下山して登山口に戻ったのは午後1時半でした。次に鹿児島市に向うためにえびの高原から国分市方向に進みます。途中の霧島温泉ではあちこちで噴気が上り硫黄の香りがしておりました。

・やっぱり登山の後は温泉に入りたい物です。霧島温泉の中で日帰り入浴をしている林田温泉に入る事にします。霧島林田温泉

・霧島林田温泉は無味ですが白濁した硫黄泉です。二種類の湯温の異なる広い露天風呂がありました。余り時間が無かったので30分程で温泉を上がり、霧島温泉を後にします。国道223号を霧島市隼人方向へ南下して錦江湾にぶつかってからは東九州道の隼人東インターに入り、鹿児島市へと向います。



鹿児島市の中心街天文館付近にて

鹿児島市より桜島を見守る西郷隆盛像
・加治木JCTから九州道に入り、隼人東から約35km位走った鹿児島インターで降ります。(隼人東インター→鹿児島インター二輪車高速料金900円 )

・鹿児島インターからは国道3号を鹿児島市街地方向へ進みトンネルを抜けると鹿児島中央駅前の横に出ます。西郷隆盛像があり市電が走る中心街を抜け、桜島フェリーに乗るため鹿児島港へ進みます。 。



桜島編


鹿児島市の中心街天文館付近にて

鹿児島市より桜島を見守る西郷隆盛像
・午後4時桜島フェリーターミナルに着くと、結構混雑していて次のフェリーの順番を待つ事にしました。20分程の待ち時間でフェリーに乗り込み桜島に向います。桜島フェリー料金等



野尻川から望む桜島の全景
・桜島袴腰港まで約15分程の船旅を楽しんだら、いよいよ桜島に上陸です。フェリー料金は桜島側にて料金所を通る時に支払う仕組みになっており、バイク(750cc以下)は310円でした。

・袴腰からは大正溶岩流が作った広大な溶岩台地を走る国道224号(溶岩道路)を南へ進みます。間も無く野尻川を渡ると桜島全体が夕日に照らされてとても綺麗でした。


・午後5時更に進むと桜島の古里町地区(古里温泉)に入ります。そして林芙美子文学碑前に有る桜島観光案内所にバイクを止めて建物の中に入ります。

・この建物は以前に古里地区にて営業していたホテルで昭和61年(1986年)11月23日に桜島南岳の爆発により重さ約5トンの噴石が火口から2km以上離れたホテルの屋根を突き破りロビーに落下して多数のけが人が出た建物として知られております。現在は修復されておりますが、その時の模様を伝える資料等が展示されておりました。

・建物の奥に進むと桜島ミュージアムの事務所があり、そこで福島さんとお会いして桜島の露頭情報と最近の桜島等30分ほど歓談をしました。事務所の窓からは錦江湾が望めて波音が聞こえる中で短い時間でしたが有意義な時を過ごせました。NPO法人桜島ミュージアム

・福島さんと別れて桜島ミュージアムの事務所を後にします。国道224号を袴腰港まで戻り、桜島フェリーに乗り込み鹿児島港に到着後は鹿児島中央駅前のビジネスホテルへ向かい午後7時半にビジネスホテルに入りました。



袴腰にある桜島ビジターセンター
・翌朝午前8時に鹿児島中央駅のビジネスホテルを出発します。今朝の鹿児島市は小雨が降っていますが、間も無く止みそうな感じです。天候の回復を待ちながら桜島へと向います。

・鹿児島港から桜島フェリーに乗り、午前9時桜島へ上陸しますが、再び雨が強まってきたので袴腰にある桜島ビジターセンターに寄り、雨が止むまで桜島ビジターセンターに隣接する桜島国民宿舎内のマグマ温泉にて温泉に入り、休憩室で暫く時間を過ごす事にしました。

国民宿舎レインボー桜島マグマ温泉



桜島東麓の地獄河原から望む鍋山火砕丘(左)と権現山(右)その間には昭和溶岩流の溶岩堤防地形が見られる
・マグマ温泉の休憩室で休んでいましたが、午前11時半になってようやく雨が上がりました。最近再び活動を開始した桜島昭和火口を観察するため国道224号を南下します。

・桜島咲花平より県道26号に入り、桜島東側の黒神町に進みます。黒神町より地獄河原へ向かい、行き止まりになった所で昭和火口を遠望しようと思いましたが、中腹より上は雲が掛かっていました。少しの間待機して晴れるのを待ちます。


・地獄河原にて待っている間に昭和火口方向から数分ほど鳴動とズドンと感じる地震がありました。

・1時間位待ちましたが雲が晴れてこないので、地獄河原を出てこのまま桜島の県道26号を時計回りに走り、袴腰付近で昨日桜島ミュージアムの福島さんより教えていただいた露頭を観察して、袴腰港から桜島フェリーに乗り鹿児島市へ戻りました。





米丸・住吉池編


米丸近くの道路脇で見られる米丸・住吉池の噴火堆積物露頭
・午後2時鹿児島市へと戻り、九州道鹿児島インターから姶良インターまで九州道を走ります。姶良インターを降りてからは蒲生町方向へ向かい20分ほど走ると蒲生町の米丸火口へ到着します。火口脇の道路では噴火堆積物の露頭が見られました。



米丸火口より青敷溶岩ドームと米丸温泉を望む
・米丸と住吉池は今から約7千年前にこの付近においてマグマ水蒸気爆発が発生し、当時海岸付近だったので激しい爆発によりマールと呼ばれる二つの火口地形になりました。

・米丸は周囲を低い山に囲まれた直径約1kmの丸い火口地形で現在火口内は水田となっております。一方住吉池は米丸よりやや小さい直径0.5kmの火口池になっています。

・この付近では米丸・住吉池を含め蘭牟田池火口、青敷溶岩ドーム等、第四紀以降活動した単成火山が点在しています。



住吉池火口の畔にて

住吉池付近の工事現場に現れた露頭
・米丸火口での観察が終わったら、次は住吉池へと向います。米丸から10分ほどで住吉池に到着。住吉池付近でも堆積物の露頭がありました。火口湖を遠望したらすぐに出発。県道42号を加治木方面に進みます。

・加治木町からは国道10号に入り、霧島市へ向います。霧島市国分からは県道60号を北上。霧島山へと入って行きます。





霧島山南麓編


霧島山 御池火口湖と高千穂峰
・霧島神宮駅前を通過して霧島神宮からは国道223号を東へ10km程走り、鹿児島県から宮崎県に入ると大きな湖が見えて来ました。午後4時霧島山で最大の火口湖、御池に到着です。御池火口湖の向こうには高千穂峰(1574m)が望めます。



宮崎県高原町の蒲牟田で露出する霧島山テフラ層

宮崎県高原町の蒲牟田で露出する霧島山テフラ層2
・御池から更に東に進み、途中から横道に入った高原町蒲牟田には、過去数千年間の霧島山から噴出した堆積物が観察出来る露頭があります。此処でテフラ、軽石層等をじっくりと観察します。


・観察が終わったら国道223号へと戻り5kmほど東進して宮崎道高原インターから大分に向けて午後5時に宮崎道に入りました。

・高原インターから宮崎道を西へ進み、えびのJCTからは九州道に入りひたすら北上。鳥栖JCTを大分道へ入ってからは更に東へと走り、大分インターには午後9時に到着。大分市のビジネスホテルに入ったのは午後9時過ぎでした。(宮崎道高原インター〜大分道大分インター 距離333.5km 料金5,700円 二輪車)





鶴見・伽藍岳と由布岳編


・前日夜の長距離移動でホテルに着いたらそのままダウン。朝になっても疲労感があったので、今日予定していた由布岳の登山は中止して、無理をせずに大分の別府温泉で1日を過ごしました。夜に大分市のビジネスホテルに戻りました。

大分市の高崎山付近より鶴見岳を望む
・翌日午前8時大分市のホテルを出発して国道10号を北へ別府市に向います。大分市の市街地を抜けると別府湾を横目に海岸沿いの国道をJR日豊本線の線路と並行になって走ります。やがて進行方向には、これから目指す鶴見岳が別府市街地の向こうに見えて来ました。

・別府市内に入ってから途中を県道11号に入るとあちこちで湯煙が上がる別府温泉街の緩やかな登り坂を上がって行きます。

・別府インター前を通過すると県道11号は本格的なカーブの続く山道に変わり、標高を上げて行き、暫く進むと鶴見岳へのロープウエイ山麓駅前に差し掛かります。



近鉄別府ロープウエイ山麓駅より鶴見岳を望む
・鶴見岳(1375m)は別府市の西にそびえる溶岩ドームです。別府温泉の熱源としても知られています。ここ最近は活発な火山活動はありませんが、時々別府湾で群発地震が発生しています。現在、鶴見岳では山頂北側に噴気孔があり、僅かに噴気が上がっていますが、今から約30年前に噴気が活発化した事があります。


・山麓駅前にバイクを駐車して、券買所で往復切符(1,400円)を購入したらロープウエイに乗り鶴見岳山頂に向います。近鉄別府ロープウエイ 鶴見岳山頂まで約10分の空中散歩で標高1300mの山頂駅に到着です。

・山頂駅に着いたら別府市街地が望める展望台に行き、周囲の展望を楽しみます。東方向には眼下に別府市街地とその向こうに別府湾と国東半島、南に目を移すと遠く大分の市街地と南山麓の城島高原志高湖が望めました。



ロープウエイ山頂駅から鶴見岳山頂方向を望む

ロープウエイ山頂駅から望む別府市街地と別府湾。その向こうには国東半島が見える 

ロープウエイ山頂駅から望む別府市街地と高崎山(右)その向こうに見えるは大分市街地

ロープウエイ山頂駅から望む鶴見岳南山麓の城島高原志高湖



由布岳南登山口付近から由布岳を望む
・山麓駅に戻ったら次に由布岳を望める雨乞牧場に向います。県道11号(やまなみハイウエイ)を西へ進むと前には由布岳が見えて来ました。由布岳南麓にある由布岳登山口前を通過したら少し進んだ所で県道から雨乞牧場に向う坂道を上ります。



由布岳南麓にある雨乞牧場から望む由布岳

由布岳南の雨乞牧場から見る由布院盆地
・坂道を上がり切ると目の前には由布岳が見え、山頂には二つのピークがあるのが解ります。そして眼下には湯布院温泉がある由布院盆地が望めました。


・由布岳(1583m)は豊後富士と呼ばれていて湯布院側から見ると端正な山です。鶴見岳と同じ溶岩ドームで二つの火山が東西に並んでいます。最新の火山活動は今から約2千年前に山頂に溶岩ドームを形成して麓に火砕流を発生させました。

・続いて今度は、鶴見岳北の伽藍岳にある塚原温泉に向います。県道11号を少し戻って、由布岳と鶴見岳の間を北に進んで鶴見岳の北側に回ります。

・鶴見岳の北側に回ったら大分道と並行に走る道を少し走ると塚原温泉の案内看板があり、塚原温泉に向います。ここから西側には由布岳が望め、北には鶴見岳では特異な玄武岩質のスコリア丘鬼箕山が見えました。



塚原温泉口にある案内看板

塚原温泉口から望む由布岳

塚原温泉口から望む鬼箕山スコリア丘(建物裏の山)



塚原温泉より望む伽藍岳(1045m)
・伽藍岳(1045m)は鶴見岳の北にある火山で西に開いた馬蹄形の爆裂火口です。火口内では活発な噴気が上がり1995年には泥火山が出現しました。(現在も成長中。)火口からは塚原温泉の源泉が湧いています。



伽藍岳麓の塚原温泉(この上にある噴気口では泥火山が出現している)

伽藍岳の火口より湧く塚原温泉
・細い道を終点まで行くと塚原温泉に到着します。受付で入浴料500円を払い、温泉に入ります。塚原温泉は伽藍岳(1045m)の爆裂火口内で湧いている温泉で猛烈に酸っぱく、黄緑色を帯びたお湯です。お湯の中には湯の花が混じっていました。

塚原温泉火口乃泉
※泥火山の詳細な動画等があります。




伽藍岳爆裂火口

伽藍岳爆裂火口内にある泥火山
・温泉を上がったら次に伽藍岳の爆裂火口内に現れた泥火山を観察しに行きます。以前は無料で行けましたが、現在は塚原温泉で見物料200円を払います。塚原温泉からは整備された遊歩道を5分ほど進むと猛烈な噴気が上がる伽藍岳の爆裂火口が見えてきます。


・泥火山からは湯気が上がっていてその横ではシューと猛烈な音を立てて噴気が上がっていました。塚原温泉の主人の話だと1ヶ月位前からこの猛烈な噴気が上がっているとの事でした。

・正午に塚原温泉を後にして次は宇佐別府道路に向うため、国道500号から宇佐別府道路と並行に走る細くて小さい道に入ります。その先の速見インターから宇佐別府道路に入り国東半島の西を北上します。

・宇佐市に入ると宇佐別府道路の終点になり一般国道10号に合流して国道を北上します。中津市を通り、大分県から福岡県に入って行橋市を通過。北九州市の小倉南区からは県道25号を新門司港に向かいます。

・午後2時新門司港に到着。フェリーターミナル内で受付開始まで休憩します。午後4時半になり受付窓口が開き乗船受付をします。午後6時半の神戸行き阪九フェリーで明日の朝6時半に神戸港に到着します。 阪九フェリー運賃時刻表等

  ・午後5時過ぎになると車両等の乗船開始になりバイクを船内に納め、2等客室に入ります。午後6時半新門司港を出港。瀬戸内海を東へと航海します。






瀬戸内海の明石海峡を航行するフェリーより望む明石海峡大橋(背後に見えるのは淡路島)
・フェリーは夜通し瀬戸内海を東へと航行して 夜が明けた午前5時明石海峡をまたぐ明石海峡大橋を通過して大阪湾に入ります。

・午前6時半、フェリーは神戸港に入港してバイクと共に下船します。この後は阪神高速神戸線に乗って西宮JCTより名神道に入り、滋賀県の草津JCTまで北上します。ここからは新名神道に変わり亀山JCTまで、東名阪に入ってから三重県の御在所SAにて給油。四日市JCTから豊田JCTまで伊勢湾岸道を走り東名道へ、静岡県の富士川SAで本日2回目の給油。更に東へ走ります。そして、正午に横浜町田インターに到着。(西宮〜横浜町田距離482.2km 高速料金8,600円二輪車 )自宅には午後0時半に着きました。





火山旅行記TOPページ