画像でたどる死都日本・霧島火山・大浪池の砕屑物
画像でたどる死都日本


霧島火山・大浪池の砕屑物

6月18日16時頃
霧島火山・大浪池の砕屑物


“山としての大浪池は、二つの構造体に分かれていた。基部は・・・堅固な構造物である。その後、溶岩の性質が変わって粘度が高くなり、ボロボロとした砕屑を噴出するようになって溶岩台地の上に高い砕屑丘(ホマーテ)を形成した。こちらは構造が脆い。”(第3章,p.109)

(撮影:上野龍之)

解説:
 大浪池の火口壁に見られる砕屑物(火砕岩)ブロック。ブロックには左下がりの縞が見えるが、これは砕屑物が降下・堆積した際にできた成層構造である。堆積した砕屑物は高温であったため再び溶融してお互いにくっつきあった。このことを「溶結」といい、高温で堆積しやすい火砕流堆積物などでも良く見られる。大浪池の上部の火口周囲はこのような溶結した火砕岩から構成されている。溶岩流に比べて脆いといえるが、大浪池火口は約29,000年前からその地形をほとんど変えておらず、通常はかなり強固なものであると考えられる。

韓国岳の溶結火砕岩

 えびの高原から眺める韓国岳は大きくえぐれているが、そこには山体を形作る溶結火砕岩(縦のシマで特徴づけられる)が分厚く露出している。

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