“すると、その部分は火山灰の被覆が剥ぎ取られ、そこを起点に下流方向へ浸食が始まって「ガリ」と呼ばれるV字溝を穿つ。ガリが集まり谷になると浸食は一気に拡大し、大量の土砂や樹木を巻き込んで大土石流に発展する。”(第9章,p.336)
 (撮影:上野龍之)
解説:
急傾斜な土地に堆積した火山灰や火砕流堆積物は、雨水によって移動や浸食されやすい。そのような浸食によって出来た小規模な谷を「ガリ」と呼ぶ。写真は雲仙普賢岳の1991〜1995年の噴火による火砕流堆積物を浸食して出来たガリである(1997年5月撮影)。通常の火砕流堆積面が草に覆われ黄緑色をしているのに対し、ガリの内部は堆積物がむき出しである。これは浸食や小規模な崩落が進んでいることを示す。島原市の垂木台地で撮影。
関連リンク
YAHOO!地図情報薩摩川内市
京都大学・山地保全学教室・火山地域の土砂流出(桜島でのガリ侵食)
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