“...短い時間であったが、その間にもフロントガラスの黒い斑紋は急速に増え、黒木を焦らした。岩切が舌打ちしてワイパーを動かしたが、雨滴は火山灰と混ぜ合わされて糊状になり、窓に粘りついて簡単には落ちない。岩切はウオッシャー液のスイッチを押したが、火山灰で噴出孔が塞がっているらしく、思うようにいかない様子だ。”(第9章,p.373)
 (撮影:野田博之)
解説:
写真は、三宅島の2000年噴火時の様子。ここまでひどくなると、車を降りて除去する以外にない。車も着雪に対しては様々な対策が講じられているが、雨混じりの降灰に対しては打つ手がないのであろうか…。雲仙普賢岳の噴火の時は、沿道の住民が、通り過ぎる車のウインドウにホースで水をかけ、灰を落としてあげている光景も見られた。
関連リンク
三宅島2000年8月13日噴火と降下火山灰・泥雨状に降下した火山灰の例
マピオン・日南海岸の位置
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