解説:
作品中に書かれているように、火山豆石とは雹のように成長した火山灰の集合体である。オレンジ色の直径5 mm位の玉が鬼界-アカホヤ火山灰最下部に見られる火山豆石である。火山豆石は降下火砕物中に見られることが多いが、火砕流堆積物中に認められることもある(右写真)。宮崎県都城市御池町で撮影。
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火山豆石の断面 (撮影:上野龍之)
火山豆石の断面は幾つかの層が認められることが多い。中央の1 cm程の豆石は軽石を芯として火山灰が取り巻いている。なお,この豆石は姶良-妻屋火砕流堆積物中に認められるものである。
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