“...火砕物の三分の二、量にして八億立方メートルほどは、天高く舞い上がった後、半分は偏西風に運ばれ、半分はこに堆く積み上がって広大な火砕流台地を形成した。火砕流台地の内部には熱エネルギーがまだ大量に残っていたので、自重により下部堆積物が圧縮され、熱密度が高くなると火砕物が溶解して流れ出し、粒子間にあったガスを盛んに噴き出した...”(第5章,p.199〜200)
“地形が極端に変わっていて...川も町も無くなっており,緩い起伏の地面と丸い穴が続いているだけだった”(第8章,p.314)
 (撮影:福島大輔)
解説:
厚く堆積した入戸火砕流は、いわゆるシラス台地と呼ばれる広大な火砕流台地を形成している。写真は、鹿児島県国分市の城山公園から展望したシラス台地の風景である。巨大噴火による火砕流がつくった、緩やかで平坦な台地地形は、九州や北海道など各地で見ることができる。北海道の美瑛で見られる美しい丘陵も、大昔の大火砕流によってつくられたものである。
関連リンク
鹿児島大学理学部地学科・シラス台地の地形発達
YAHOO!地図情報・城山公園
国分市・城山公園観光ガイド
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