“結局二人は一時間十分かけて、直線距離で一.五キロ南下することに成功した。そしてそこでとうとう目的の物を見つけたのである。・・・JR日南線であった。・・・黒木の計画では駅とは逆、つまり東北東に向かって線路上を進む。すると、じきに谷之城トンネルに出る。鉄道トンネルを抜けて日南海岸に出ようというのが黒木の脱出計画だったのである。” (第8章,p.328〜330)
 (撮影:田島靖久)
 (撮影:鈴木恵三)
解説:
黒木の奇策でJR日南線谷之城トンネルからの海岸脱出にかけた。トンネルの入口は塞がれているようにも見えたが、人力で入口を掘り下げ通りぬけた。トンネル内の入口付近には降下火山灰に覆われていない火砕流堆積物が直接露出し、黒木が危うく火傷しそうになる場面があり面白い。写真では,線路の一番奥にトンネルの入口が見えている.
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